高度な設定

Microsoftは、Windows 10に関するユーザーからの改善提案などを受け付けているフィードバックHubにて、現行のWindows 10 Creators Update(バージョン1703、Build 15063)でゲームをプレイするさいにフレームレートが著しく低下し、カクツキを起こしてしまう症状について言及している。

この問題はNVIDIAのフォーラムなどでも話題になっていた症状で、GeForce GTX 1080 Tiで構成しているようなハイエンドクラスな構成であっても発生してしまう模様。フォーラムの投稿者のうちの1人によれば、Battlefield 1やBattlefield 4、Overwatch、Rocket Leagueなどで発生したとしており、ドライバのクリーンインストールや、Windows 10のGame DVRとGame Modeを無効化しても変わらなかったようだ。

MicrosoftはフィードバックHubにおいて、この問題について認識しており、次期大型アップデートのWindows 10 Fall Creators Updateに向けたInsider PreviewのBuild 16273にて解決を図ったという。現状のCreators Updateのままではこの問題は修正されないようで、この問題を解決するにはInsider Programに参加してアップデートを行なうか、Fall Creators Updateの正式版リリースまで待つ必要がある。

なお、Fall Creators Updateでは、その特徴の1つとつとしてゲーム性能の向上がうたわれている(Fall Creators Updateはゲームプレイ時にCPUの全性能を引き出すように参考)。

 

 

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これはいったい、どういうことでしょうか。Device Guardは、エディション限定のセキュリティ機能だったはずです。ここからは、筆者の解釈も含まれます(ご注意ください)。

詳しい手順は説明しませんが、Device Guardの主要な構成要素であるコード整合性ポリシーは、Windows PowerShellの「New-CIPolicy」コマンドレットなどを使用して作成できます。このコマンドレットは、Windows 10 Homeを除くPC向けのWindows 10とWindows Server 2016に含まれますが、その実行にはエディションの制限がかかっています。Windows 10 Enterprise/EducationとWindows Server 2016ではコード整合性ポリシーを作成できますが、その他のエディションでは実行がブロックされます。

コード整合性ポリシーは「カーネルモードのコード整合性ポリシー(Kernel Mode Code Integrity Policy:KMCI)」と「ユーザーモードのコード整合性ポリシー(User Mode Code Integrity Policy:UMCI)」の2つを含みます。

前者(KMCI)はカーネルモードで動作するデバイスドライバを制限し、後者(UMCI)はWin32アプリケーションとWindowsアプリを制限します。Device Guardの公式ドキュメントによると、KMCIの機能は、以前のWindowsから存在していたそうです(Windows 8.1 x64から要求されるようになったカーネルモードコード署名ポリシーによるデバイスドライバの制限だと思います)。また、UMCIの機能もWindows RTおよびWindows Phoneに提供されていたそうです。

Windows 10で新しくなったのは、KMCIとUMCIのコード整合性ポリシーを企業独自に作成し、展開できるようになったこと。そして、KMCIに関してはVBS(仮想化ベースのセキュリティ)と組み合わせることで、保護をさらに強化できることです(これを「Hypervisor Code Integrity:HVCI」や「Hyper-Vコード整合性」と呼びます)。例えば、VBSと組み合わせると(つまり、HVCI)、KMCIのコード整合性ポリシーをUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)でロックして、リモート(つまりグループポリシー設定)で解除できないようにすることができます。

別の言い方をすれば、KMCIとUMCIのコード整合性ポリシーは「VBSがなくても使用できる」ということになります。VBSを使用しないなら、VBSのハードウェア要件(つまり、Hyper-Vのハードウェア要件)を満たす必要がありません。

そして、Windows 10 S相当にするコード整合性ポリシーの動作を見る限り、VBSを使用しないコード整合性ポリシーは、EnterpriseとEducationだけには制限されないようなのです。試しに、筆者がWindows 10 EnterpriseのNew-CIPolicyコマンドレットで作成した独自のコード整合性ポリシーを、同じバージョン(ビルド)のWindows 10 Homeにスタンドアロンで構成してみたところ、Windows 10 HomeでもDevice Guardのコード整合性ポリシーが機能しました。

なお、Windows 10 バージョン1607以降のEnterpriseおよびEducation、Windows Server 2016では、Hyper-Vを有効化することでVBSが自動的に組み込まれます。その後、グループポリシーやローカルポリシーを使用して、Device GuardやCredential Guardを構成します。

Windows 10の他のエディションはVBSをサポートしておらず、Hyper-Vを有効化してもVBSは利用可能になりません。なお、Windows 10 バージョン1511までは、「分離ユーザーモード(Isolated User Mode)」という機能を有効化する必要がありました。

今回の内容をまとめると、コード整合性ポリシーはDevice Guardとは無関係ではありませんが、Device Guardに含まれるセキュリティ機能の一部ではなく、Windows 10標準のセキュリティ機能ということになります。そして、VBSと組み合わせたHVCIで、KMCIの基準を引き上げることができます。全てのWindows 10エディションが備えるコード整合性ポリシーを「広義のDevice Guard」、エディション限定のものを「狭義のDevice Guard」と呼んでもよいかもしれません(広義と狭義の分類は、筆者の勝手な分類です)。

 

 

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米Microsoft Corporationは23日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16273を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。今後は9月に予定されている「Windows 10 Fall Creators Update」のリリースに向け、安定性の向上に注力していくという。

「Windows 10 Fall Creators Update」の次期機能アップデート(Redstone 4、RS4)の開発はすでに始まっており、“Windows Insider Program”のコンテンツ受け取り設定を“Skip ahead to the next Windows release”へ切り替えればアップデートを受信することが可能(“RS_PRERELEASE”ブランチ)。ただし、このブランチはバージョンアップが頻繁に行われるものの、新機能や大規模な改善の投入はまだ先のことになる。特に理由がなければ、これまで通り「Windows 10 Fall Creators Update」(RS3)のアップデート(“RS3_RELEASE”ブランチ)を受信しておくとよいだろう。

さて、本ビルドはシェルや「Microsoft Edge」、入力機能の強化、および不具合の修正がメインとなっているが、いくつかの新要素も導入されている。

まず、“My People”で絵文字機能をテストするための「Windows Insider Emoji Bot」が追加された。このBOTを「Skype」のコンタクトに追加してタスクバーへピン留めしておけば、友達の少ない人でも簡単に絵文字の受信をテストすることができる。

また、新しいOpenTypeフォント「Bahnschrift」が追加された。このフォントはウェイトを自由に変えられるのが特徴で、従来の静的フォントと異なり、わざわざ複数のフォントウェイトを用意しなくても、1つのフォントで細字から太字までのスタイルをカバーできる。こうした可変フォントはファイルサイズも小さく、将来的には静的フォントを置き換えることが期待されている。

 

 

 

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9月にリリースが予定されているWindows 10 Fall Creators Update(以下Win10 FCU)のプレビューが大詰めにさしかかったところだが、Microsoftから新たなWindows 10に関する発表があった。米国時間の8月10日にアナウンスされた「Windows 10 Pro for Workstations(以下Win10Pro WS)」だ。Win10Pro WSは、ワークステーション向けにチューニングされたWindows 10 Proという位置づけ。今回は、このWin10Pro WSの詳細を見ていこう。

●CPU 4ソケット、メモリは6TBをサポート

Win10Pro WSの最大の機能としては、最大4ソケットのプロセッサをサポートし、最大メモリ容量も6TBにまで拡張されていることが挙げあられる。現在のWin10 Proは、最大2ソケットのプロセッサしかサポートしておらず、最大メモリ容量も2TBまでになっている。

現状、Windows 10に関しては、ソケット数の制限はあるが(Homeは1ソケット、Proは2ソケット)、コア数/スレッド数に関する制限はない(OSとして最大256スレッドとなっている)。一方、Windows Server 2016は、ソケット数に制限はなく、スレッド数は最大512となっている。さらに、最大メモリ容量に関しては24TBに拡張されている。Windows Server 2016から、ソケット数での課金から、コア数での課金に変更されている。

●新ファイルシステム「ReFS」をデフォルトで利用可能に

Win10Pro WSの特徴としては、高い信頼性が挙げられている。これを実現する機能として、Windows 8.1やWindows Server 2012から搭載されていた「ReFS」(Resilient File System)をデフォルで利用できるようにしている。

ReFSは、NTFSよりも高い回復性や可用性を実現しているのが特徴だ。例えば、ReFSでは、ファイルシステムが破損しても、破損した部分だけを抽出して、その部分だけをメタデータなどから修復する。この場合も、ドライブ全体をオフラインにして修復するのではなく、破損した部分だけをOSが修復するため、修復にかかる時間も短くなり、ドライブ全体をオフラインにすることもない。また、ReFSでは、データの整合性を逐次チェックしている。もちろんエラーが見つかれば、できる限り修正を行う。

ReFSの最大ボリュームサイズは4.7ZB(ゼタバイト。テラバイト、ペタバイト、エクサバイトの次の単位)に拡張されている。NTFSは最大256TBなので、およそ1800万倍。当面ここが問題になることはないだろう。

なおReFSは、NTFSの機能上位版というわけではない。NTFSでサポートされていたデータ圧縮/暗号化や、データ重複排除など、一部の機能がReFSではサポートされていなかったりする。このあたりは、Microsoftとしては、将来的にNTFSが持つ機能をReFSでサポートしていこうと考えてはいるのだろう。ただ、ファイルシステムの移行は、Microsoftだけで進められるわけではないという問題もある。多くのアプリケーション ベンダーがReFSをサポートすることで、進んでいく。現状では、まだまだReFSはスタンダードとはいえない。

ReFSが最もその能力を発揮するのが、複数のハードディスクやSSDなどを組み合わせて、大容量の仮想的なドライブを構築するストレージプールだ。ストレージプールでは、複数のドライブを組み合わせ、耐障害性を高めたり、SSDなどを組み合わせて階層化ストレージを構築したりできる。階層化ストレージでは、1つの仮想ドライブをSSDとハードディスクで構成し、アクセス頻度の高いデータはSSDに保存し、アクセス頻度が落ちてくると自動的にHDD領域にデータを移動する。

●ファイル共有のパフォーマンスが上がるSMB Directに対応

Win10Pro WSでは、「SMB Direct」という機能もサポートされる。この機能は、ネットワークチップがiWarpやRDMA(Remote Direct Memory Access)という機能をサポートしていれば、ファイル共有のSMBの処理が、クライアントのCPUに負荷をかけずに行えるため、ファイル共有のパフォーマンスが大幅にアップする。

以前は、RDMAをサポートしているInfinibandが使われていたが、イーサネットを利用するiWarpがイーサネットチップでサポートされてきているため、イーサネットでSMB Directが利用できるようになってきた(SMB Driectを利用するために、iWarp/RDMAをサポートしたネットワークチップ/カードが必要になる)。

●不揮発性メモリのサポートも

また、Win10Pro WSでは、NVDIMMをサポートする。NVDIMMは、SSDに利用されるフラッシュメモリとDRAMを組み合わせたもので、メモリスロットに挿す新しいメモリDIMMだ。

NVDIMMは、長時間処理を行っている場合に、突然電源が落ちても、DRAMのデータを瞬時にNVDIMM内のフラッシュメモリに転送する。これにより、再度電源を入れれば、処理途中の状態から、作業が始められる、いわゆる不揮発性メモリだ。

ディープラーニングや機械学習、ビッグデータなどの、膨大な時間がかかる処理の場合、突然電源が落ちたりすると、再度同じ時間をかけて最初から処理を行う必要があるが、こういった無駄をなくす。もちろん、社員がいる日中は処理をして、社員がいなくなる退社時に、NVDIMMで処理途中のデータを保持していれば、朝電源を入れた時から処理を再開する、といったこともできる。

NVDIMMに関しては、Windows Server 2016でもサポートしており、米Hewlett Packard Enterprise(HPE)が自社のサーバ向けにNVDIMMをリリースしている。現状では、一部のメーカーからしかNVDIMMは提供されていないが、2018年にはIntelが3D XPointベースの不揮発性メモリをリリースする予定だ。Intelの Presistent Memoryは、3D Xpointの高い性能を利用して、メモリ自体をDRAMから3D Xpointに変更する。つまり、オンメモリの領域をDRAMから3D Xpointに変える。

これにより、HPEのPresistent Memory(不揮発性メモリ)のようにDRAMとフラッシュメモリを組み合わせたものではなく、3D Xpointだけで構成される(DRAMの内容をフラッシュメモリにコピーしてバックアップすることもない)。3D Xpointはデータを保持するのに電力は必要ないため、処理途中に電源をオフにしても、常にデータはメインメモリの3D XPointに保持されているため、再度電源オンにすれば、すぐに処理が始められる。

●Win10Pro WSはサーバの機能を持つクライアントOSになる

実は、Win10Pro WSが持つReFSやNVDIMM、SMB Directなどの機能は、現状のWindows 10 Proでもサポートされている(NVDIMMに関しては、ハードウェア側でのサポートなる)。ソケット数の増加、最大メモリ容量の増加はWin10Pro WSだけの機能だ。

こういったことを考えれば、Win10Pro WSが新しいエディションとなるのかは、疑問がある。もしかすると、Win10 Proの追加ライセンスのような形態になるかもしれない。

Win10 Pro自体にソケット増加、最大メモリ容量の増加を行わなかったのは、ハードウェアが異なるからだろう。プロセッサとしては、サーバ向けのIntel Xeonスケーラブルプロセッサや、AMD EPYCが前提となっているからだろう。メモリに関しても、デスクトップのCore iシリーズやRyzenシリーズが持つメモリソケットでは、容量が足りない。

このような前提に立てば、Win10Pro WSが対象とするハードウェアは、サーバグレードのハードウェアになるのだろう。以前、誤ってMicrosoftがWebサイトに掲載したWin10Pro WSの情報によれば、グラフィックスカードやその他のデバイスを高い性能で動作するように最適化したWorkStation Modeが用意されているようだ。ただ、今回のブログではWorkStation Modeに関しての記述が無いため、実際にどうなっているかは不明だ。

もう1つ指摘しておきたいのは、Windows ServerがLinuxなどと同じように、UIを廃止し、コマンドラインを前提としたサーバーOSに進化し始めていることだ。

Windows Serverでは、ハイパーバイザーを使った仮想化だけでなく、コンテナ化を利用した仮想化など、よりクラウドインフラとなるべく機能を強化してきている。また、セキュリティ面を考えれば、セキュリティホールになりやすい機能をサーバに追加するのではなく、できるだけシンプル化していき、セキュリティ面での機能を高めていきたいはず。サーバOSの開発側からすれば、サーバOSにGUIなどは搭載したくないというのが本音かもしれない。

こういった方向にサーバOSが進化していく場合、サーバOSを、高性能ワークステーションにインストールして使っていたユーザーは、機能が劣るWin10 Proに戻ることを強いられる可能性がある。こういったユーザーのニーズをカバーするために、Win10Pro WSが出て来たのかもしれない。

今後、ディープラーニングや機械学習といった人工知能の処理、ビッグデータの処理などの一部は、サーバ側ではなくクライアント側で行うことも増えるだろう。サーバやクラウドなどではなく、手元にあるハードウェアを使って、開発者や研究者が自由に利用することで、画期的なシステムが開発される可能性もある。こういった用途に利用されるOSのインフラとして、Win10Pro WSがリリースされるのではないだろうか。

Win10Pro WSに関する情報はまだあまり多くないが、Win10 FCUがリリースされる9月のタイミングで、より詳細な情報が公開されるだろう。そのときに、再度詳しい解説を行いたい。

 

 

 

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米Microsoftは8月2日(現地時間)、Windows Insider ProgramのFast Ringユーザー向けに、「Windows 10」の「Build 16257」の配信を開始したと発表した。

前日発表した視線追跡ツール「Eye Control」の追加の他はあまり大きな機能追加はないが、Windowsコンソール(cmd.exe)のカラースキームを20年の歴史上で初めて変更した。

多くのユーザーがコンソールの文字色が読みづらいと変更をリクエストしてきたという。従来のカラースキームは、CRTディスプレイ向けに調整したものであり、当然現代のコントラストが強い液晶ディスプレイ向きではない。そのため、液晶ディスプレイでは青などの暗い色が特に読みづらかった。

例えば青をRGB値で示すと、従来は「0,0,255」で新色は「59,120,255」になる。全色の新旧RGB値はその他の画像の通り。

ビルド16257の段階では、クリーンインストールしない限り新スキームは適用されない(ユーザーがカスタマイズした色設定を上書きしないようにするため)。将来的には色設定を損なわないようにするためのツールを提供する計画としている。

 

 

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米Adobe Systemsは7月25日(現地時間)、「Flash」の提供打ち切りを発表。2020年末までにFlash Playerの配布を終了し、オープンフォーマットへの移行を進める方針。

米アドビシステムズは現地時間の7月25日、「Flash」の提供を打ち切る方針を発表した。2020年末までに「Flash Player」の更新、配布を終了し、コンテンツ制作者に対し、よりオープンなフォーマットへの移行を促すとのこと。

理由として、近年、Flashを利用するユーザーが大幅に減少しているためとしている。YouTubeやニコニコ動画といった動画配信サイトでは、Flash PlayerからHTML5 Playerに移行したニュースも記憶に新しく、HTML5やWebGL、WebAssemblyといったFlashの代替となる技術が成熟。ウェブ上でも多く使われている。

また、今回の発表にあわせて、ウェブブラウザーを提供するMicrosoft、Google、Apple、Mozillaなども、Flashから代替技術に移行する方針を発表している。

 

 

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Microsoftがついに、Intelの「Clover Trail」世代のプロセッサファミリを搭載した機器へのサポートに関する疑問に答えた。

これらのプロセッサを搭載した機器のユーザーは今まで「Windows 10」の無償アップグレードの提供を受けてきたものの、最近「Windows 10 Creators Update」にアップグレードできないという状況に直面していた。Windows 10 Creators Updateは4月にリリースされている。

Microsoftの担当者は米国時間7月19日付けの電子メールでの声明で、これらの機器に対するソフトウェア修正を提供しないことを認めた。しかし、「Windows as a Service」のポリシーからは外れるものの、これらの機器に対して今後6年間はセキュリティアップデートを提供し続けるという。既存のポリシーでは、セキュリティアップデートは2018年の早い時期に終了することになっていた。

声明の内容は以下の通りだ。

Windows 10で、われわれは月例の品質アップデートと年2回の機能アップデートを通じて継続的に価値をもたらすWindows as a Serviceというモデルを導入した。そしてアップデートの提供ペースとともに、サポートライフサイクルのポリシーに若干の変更を加え、Windows as a Serviceモデルとの整合性を持たせた。優れたWindows 10エクスペリエンスをもたらすうえで、ハードウェアとドライバ、ファームウェアの組み合わせをサポートすることが要求されている点を鑑み、われわれはサポートライフサイクルのポリシーを改訂し、特定機器のハードウェアサポート期間との整合性を保つようにした。このことは、ハードウェアパートナーが特定機器やその核となるコンポーネントのサポートを終了し、ドライバのアップデートやファームウェアのアップデート、修正を提供しなくなった場合、該当機器はWindows 10の将来の機能アップデートで正しく動作しなくなる可能性があるという意味を持っている。

これは、IntelのClover Trail世代の「Atom」プロセッサを搭載している機器に適用される。こういった機器に最新のWindows 10機能アップデート、すなわちWindows 10 Creators Updateを適用しようとした際、最高のエクスペリエンスを実現するうえで追加のハードウェアサポートが必要となる。しかし、これらのシステムはもはやIntelによってサポートされていない(End of Interactive Support)ため、Creators Updateは必要なドライバのサポートがなければ、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性もある。

われわれはこのような問題が存在することを把握しており、古いハードウェアのサポートについて最善の方針を判断しようと積極的に取り組んでいる。顧客に対するわれわれのコミットメントの一環として、Windows 10が稼働するこれらClover Trail搭載機器に対しては、優れたユーザーエクスペリエンスを提供できると確認できている「Windows 10 Anniversary Update」を提供し続ける予定だ。また、Windows 10 Anniversary Updateが稼働するこれらの特定の機器に対して、「Windows 8.1」の延長サポート期間に合わせ、2023年1月までセキュリティアップデートを提供し続ける予定だ。

 

 

 

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  秋に予定されている大規模なアップデート「Windows 10 Fall Creators Update」に向けた第2回となる「Bug Bash」がスタートした。太平洋標準時の7月14日0:00から7月23日23:59まで開催される。


「Bug Bash」って何?
秋に予定されている大規模なアップデート「Windows 10 Fall Creators Update」に向けた第2回となる「Bug Bash」がスタートした。太平洋標準時の7月14日0:00から7月23日23:59まで、日本では7月14日16:00から24日15:59まで開催される。

Bug BashはWindows 10 Insiderが参加するバグつぶし大会だ。「フィードバック Hub」アプリに多数のクエストが用意され、ユーザーはそれをクリアしていく。もし、不具合を見つけたら報告し、今後の開発に反映されるというものだ。

今回の「フィードバック Hub」は、アプリの設定やナレータの動作をチェックするものを中心に、なかなか手順の多いクエストが目立つ。英語自体は簡単なのだが、これまでよりも少々手間がかかる傾向だ。とはいえ、この部分の動作確認が求められているところなのだろう。

フィードバック Hubに寄せられる情報は、想像以上にマイクロソフトの開発陣に読まれているので安心して欲しい。投稿内容によっては、自動翻訳されて世界中の開発者が読んでいるのだ。多数の人にリクエストされた指摘は優先して対応されることが多い。Windows 10をさらに便利にするためにも、ぜひ参加しよう。

日本では7月14日16:00から24日15:59まで「Windows 10 Fall Creators Update」に向けた最後のBug Bashが開催されている!




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Adobeは、Adobe Analytics Cloudに音声分析機能を追加したことを発表した。これにより、導入企業はAmazon Alexa、Apple Siri、Google アシスタント、Microsoft Cortana、Samsung Bixbyなどのあらゆるプラットフォームの音声データを分析し、Adobe Senseiの人工知能(AI)と機械学習機能を活用してよりパーソナライズされた顧客体験を提供できるようになる。

同機能では、Adobe Senseiの人工知能(AI)と機械学習機能で補完された音声データの詳細分析により、オーディエンスに対する確実なインサイトやレコメンドを得られる。くわえて、従来は手動で行っていた分析を自動化することができる。

さらに、そうして得られたインサイトに対してより素早く行動を起こし、最適な顧客体験を実現するほか、電子メールや広告といった他のタッチポイントにも情報提供が可能になる。

 

 

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2017年6月8日、Windows 10 Insider Previewのビルド16215がFastRingにリリースされた。ビルド16199が5月17日リリースなので、ずいぶん間が開いた感じ。しかし、その分大量の改善が施されている。

Windows 10 Insider Preview ビルド16215は大量の変更点あり!
2017年6月8日、Windows 10 Insider Previewのビルド16215がFastRingにリリースされた。ビルド16199が5月17日リリースなので、ずいぶん間が開いた感じ。しかし、その分大量の改善が施されている。

まずは、スタートメニューの改善。透明効果がオンになっている場合は、アクリルデザインが採用された。さらに、従来はスタートメニューのサイズを変更する際、縦と横にしか動かせなかったのだが、斜めにも動かせるようになった。また、タブレットモードへスムーズに移行できるようになっている。アクションセンターのデザインも一新されており、マイクロソフトのデザイン言語「Fluent Design System」に則って設計されている。

コルタナには2つの新機能が搭載された。まずはPCのカメラで写真を撮ると、被写体を解析するようになった。もし、イベント告知のチラシなどの場合は、日付を認識し、アラームを作成するかどうか尋ねてくれるのだ。また、ペンデバイスを利用できるなら、画面に表示されている情報を「なげなわツール」でカコミ、そこに表示されている日時をリマインダーに登録することもできる。ただし、これらの機能は現在は英語圏のみでしか利用できない。

手書き機能も進化している。入力していると自動的にテキストがスライドして書き続けられたり、テキストを選択して手軽に修正したりできる。ジェスチャーによって、単語を分解したり、2単語を繋げたりすることも可能。精度も向上したのだが、主に英語もしくは簡体字中国語での改善となっている。

地味にうれしいのは、ペンの場所を発見する機能。もちろんペンにはGPSは搭載されていないが、最後に使った場所を記憶し、地図で表示できるようになっている。ペンはなくしやすいが、高価なデバイスなので助かるところ。

その他、シェルが改善されて共有メニューに「リンクをコピー」が追加されたり、ハードウェアキーボードやデクテーションモードなどもアップデートされている。

Edgeブラウザも大きく強化されたのだが、こちらは次回にまとめて紹介する。


デザインが変わり、Edgeやコルタナに新機能が追加された。ペン関連の機能が改善され、シェルも地味に改良されている。

 

 

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