「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」の新機能を紹介する本連載。第3回となる今回は、ゲームプラットフォームとしての「Creators Update」に焦点を当てる。

■ゲームのための「Windows 10」 ~“ゲーム モード”

MacではなくWindowsを利用する理由として、“ゲーム”を挙げるユーザーは少なくないだろう。これに反して、当のWindowsはこれまであまりゲームを“特別扱い”してこなかった。Windowsにとってゲームはアプリの一種であり、基本的に平等に扱われるべき存在だ。そのため、サードパーティー製ユーティリティを導入してアプリケーションやバックグラウンドサービスの動作を抑え、ゲームにリソースを集中してパフォーマンスを高めるといったことが行われてきた。

しかし、「Creators Update」では“ゲーム モード”機能が追加され、サードパーティー製ユーティリティが行ってきた“特別扱い”をOSで行えるようになる。

「Creators Update」の“ゲーム モード”は、「設定」アプリの[ゲーム]-[ゲーム モード]セクションや、後述の“ゲーム バー”からアクセスできる設定ダイアログで有効化できる。これは従来のPCゲームでも“Windows ストア”のゲームでも同様に機能する。

■みんなでゲームを楽しもう ~ゲームのプレイをストリーム配信

また、“ゲーム バー”に“Beam”によるゲーム配信機能が統合されたのも大きな変更点だ。

“ゲーム バー”は、ゲームをプレイする際に[Windows]+[G]キーを押すと現れるバーのことで、ゲームプレイを動画として記録したり、スクリーンショットを撮影することのできる機能だ。

「Creators Update」ではこの“ゲーム バー”に“Beam”が統合された。“Beam”はゲームプレイをライブ配信(生放送)できるようにするサービスで、Webカメラで自分の様子をピクチャーインピクチャー(PiP)で追加したり、視聴者とチャットでコミュニケーションをとることもできる。ゲームの配信に追加のソフトやアカウントの作成は不要で、参加も簡単だ。

これまでのように録画したゲームプレイを“YouTube”などで共有するといった使い方に加え、リアルタイムなゲーム配信が気軽に行えるようになったのは大きな改善と言えるだろう。

■「設定」アプリの[ゲーム]セクションで設定を集中管理

また、「設定」アプリの[ゲーム]セクションが追加され、“ゲーム バー”や“ゲーム DVR”(ゲームプレイの録画機能)、“ゲーム モード”などの設定を一元管理できるようになった(ゲーム関連の機能が拡充されてきたということでもある)。

ゲーム関連の設定で不満な点があれば、これらのセクションをチェックしてみるとよいだろう。

■PCゲームのフルスクリーン対応が拡充、“Xbox Anywhere”にも期待

そのほかにも、一般のPCゲームでも全画面モードで“ゲーム バー”が利用できるように、OS側からの対応が追加された。まだサポートされていないPCゲームも少なくないが、メジャータイトルを中心にサポートの拡充が図られているので、期待して待ちたい。

また、一度購入すれば「Windows 10」と「Xbox One」の両方でプレイできる“Xbox Play Anywhere”にも注目だ。“Xbox Play Anywhere”タイトルでは、すべてのセーブや追加コンテンツ、実績などのデータが複数の端末で共有される。リビングを家族に追い出されても、自室のPCでゲームの続きを楽しむことができる。

 

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